【プロ仕様】Logicool PRO Xをレビュー!イコライザー設定でいろんな姿に変化するワイヤレスヘッドセットだった!
こんにちは!Neet Blog編集部(@NeetBlog_ED)です。
皆さんは普段どのようなゲームをしますか?
筆者はApex LegendsやValorantなど、FPSを中心にプレイしています。そこで重要なのが「音」です。
今回はよりゲームに有利になる機能を搭載したゲーミングヘッドセット「Logicool PRO X ワイヤレス」をレビューしていきたいと思います。
- クリアで大迫力の音質
- 定位感はしっかり
- 自在にカスタマイズ可能なイコライザー
- ダウンロード可能な豊富なプリセット
- 分かりやすい操作系統
- イヤーパッドが2種類用意されている
- 少し重ため
- マイク音質はそこまで良くない
- 価格が高い
- バッテリーが20時間と少し短め
スペックと特徴
本体サイズ | 長さ: 138mm 幅: 94mm 高さ: 195mm |
重量 | 370g |
充電ケーブルの長さ | 1.8m |
ドライバ | ハイブリッドメッシュPRO-G 50mm ネオジム |
周波数特性 | 20 Hz – 20 kHz |
インピーダンス | 32Ω |
感度 | 91.7dB SPL @ 1mW & 1cm |
イヤーパッドとヘッドパッド | 低反発合成皮革 |
追加のイヤーパッド | 低反発クロス |
マイクの指向性 | カーディオイド(単一指向性) |
タイプ | エレクトレット コンデンサー |
周波数特性 | 100 Hz-10 KHz |
バッテリー寿命 | 最長20時間 |
通信範囲 | 最大15m |
接続タイプ | 2.4GHz LIGHTSPEED |
互換性 | PS5およびPS4 Windows 7 以降 |
保証 | 2年間無償保証 |
- 全体的に高級感のある落ち着いたデザイン
- プロ仕様の高機能スペック
- 左手でほとんどの操作が可能
外観のレビュー
付属品は下記の通り。
- 製品本体
- 追加の低反発クロス イヤーパッド
- USB LIGHTSPEEDワイヤレス アダプター
- 着脱式マイク(フォームウインドスクリーン付き)
- USB-A – USB-C充電ケーブル(1.8m)
- キャリングケース
- 保証書、クイックスタートガイド
続いて本体を見ていきましょう。
Logicool G 「PRO X Wireless」はその名前の通り、ワイヤレスのヘッドセットです。ゲーム中にケーブルが邪魔になることはありません。
全体的にマットな質感の高級感あふれるデザインになってます。
特に横から見たときにヘッドセットのシルバーの部分がカッコいいです。
ヘッドセットにはメモリがついているので高さ調整もしやすく、ズレてしまった時もすぐに戻せるのがいいですね。
イヤーカップの左側下部にはボタン類がついています。電源ボタンにミュートボタン、音量調整ダイヤルにType-Cの端子があります。
電源ボタンがスライド式なので、すぐに電源ON/OFFの切り替えが可能です。
普段使用しているヘッドセットは長押しで電源ON/OFFだからこれは楽でいいね!
マイクをつけてみるとこんな感じ。
しっかり口元でマイクを固定できます。
もちろん取り外しできます。
筆者は以前紹介した「Blue Spark SL」を使っているので取り外しができるのはありがたいです。
イヤーカップは取り外しできるので、合皮orベロアの好きな方をつけて使用できます。
個人的には合皮が使いやすいです。
USBレシーバーはこんな感じ。
ちょっと大きめだけど普通のレシーバーです。。接続中は緑色のランプが点滅します。
充電ケーブルはもちろんType-C。
しかも地味にうれしいのは1.8mもあることです。1.5mのケーブルでは微妙に足りないことあるのでこれは考えられていますね。
主な機能
イコライザー機能
ゲーミング ソフトウェアLogicool G HUBを通じて、プロゲーマーや配信者など他の人が作成したイコライザーのプリセットをダウンロード・使用できます。
デフォルトでもゲーム(FPS)などのプリセットが用意されています。
個人的にはApex LegendsやるときはデフォルトのFPSプリセットを使っています。
ほかにも様々なゲームのプリセットがあるので、自分に合ったプリセットを見つけられると思います。
DTS HEADPHONE:X 2.0
次世代のDTSサラウンドサウンド オーディオエンジンによって強化された低音レンダリング、オーディオ明瞭度および近接キューによって素晴らしい3Dサウンドスケープを提供します。
距離認識の新しいレベルによって近距離と遠距離のオーディオが区別されるため、プレーヤーは敵の位置をこれまで以上に正確に把握することができます。
サラウンドサウンドとEQプリセットは、Windows OSでのみ利用可能であり、ロジクールG HUBゲーミング ソフトウェアが必要です。
BLUE VO!CE機能
- ハイ パス フィルター
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高周波数の情報はターゲット周波数フィルターを通過し、その範囲を下回るオーディオは切り落とされます。車のエンジンや重機、ファンなどの低周波数の雑音は除去されます。
- ノイズ リダクション
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ファンやロード ノイズ、雨などの持続的に鳴り続ける不要な雑音を除去します。
- エキスパンダー/ゲート
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エキスパンダーとは、様々な範囲を持つノイズ ゲートです。犬の鳴き声、遊ぶ子どもの声、テレビの音など、マイクに話しかけていないときの不要なバックグラウンド ノイズを除去することができます。自分の声のレベルよりも少しだけ低いしきい値を設定すれば、自分が話しているときだけゲートは開き、話していないときの他の雑音はすべてカットされます。
- ディエッサー
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ささやき声などの高周波音を聴き取ります。このツールはターゲット周波数(デフォルトでは8KHz)の音を聴き取り、比率コントロールで設定された量がしきい値に達したら、その周波数を圧縮します。
- 音声EQ
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選択した周波数を増減することで、信号の音波プロファイルを変えることができます。Blue VO!CEには可変の3バンドEQが含まれており、3つの個々の周波数を出力、ターゲット周波数、Qファクターで調整することができます。Qファクターは、ターゲット周波数の影響を受ける近接周波数の量を定義します。EQは、人の声の響きの良い部分を強調し、不快な部分を減じる場合に最適です。
- 圧縮
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音声信号の音量を一定にすることで、叫び声もささやき声も聴き取りやすくなります。しきい値と比率コントロールに応じて出力を弱めることで、オーディオ信号のダイナミック範囲を減らします。
- リミッター
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リミッターは無限の比率でオーディオ信号の出力を圧縮し、希望するレベルよりもうるさくならないように信号を「制限」します。
使ってみた感想
- クリアで大迫力の音質
- 定位感はしっかり
- 自在にカスタマイズ可能なイコライザー
- ダウンロード可能な豊富なプリセット
- 分かりやすい操作系統
- イヤーパッドが2種類用意されている
- 少し重ため
- マイク音質はそこまで良くない
- 価格が高い
- バッテリーが20時間と少し短め
メリット
実際にApex Legendsで1週間ほど使ってみた感じは、定位感が良く敵の足音・場所が把握しやすい印象でした。バーチャルサラウンドは少し定位感が薄くなるのでOFFで使用していますが、RPGなどではONの方がいいですね。
特に遠くにいる敵の位置はとても分かりやすいと思います。
次にイコライザー設定ですが、こちらは自分が思っていたよりも細かく設定できると思います。ノーマルでも低音域と高音域の調整ができます。
詳細設定をオンにすればヘッドセット・マイクどちらも細かく設定できます。特にヘッドセットのEQはプロが使っているプリセットも数多く用意されているので、自分がやるゲームに合わせて切り替えできます。
イヤーパッドは合皮とベロア生地の二つが入っていましたが、夏場はベロアの方が蒸れにくいと思います。
まぁ。これは好みが分かれるので好きな方を使うのがいいでしょう。
ミュートなどの操作系統はすべて左側配置されています。いちいち見なくても感覚的に操作できるのでとても扱いやすいです。
またミュートは押し込み、ボリュームはダイヤルの回転、電源はスライド式と、同じ操作はないので慣れてしまえば間違えることもないでしょう。
ボタン類の操作は結構考えられて設計されているね
デメリット
マイクはノイズリダクションやコンプレッサーなど細かい設定ができますが、正直な感想では音質はそこまで良くありません。
実際にデフォルト設定で音声を録音してみました。(音量小さいかもしれません)
ヘッドセットでフレンドと通話するだけなら問題はありませんが、配信したり動画を撮る方は外部マイクを使うのが良いでしょう。
実際に過去3つのマイクレビュー記事を出しているから参考にしてみてね!
そしてヘッド部分のクッションはふかふかではありますが、ほかのヘッドセットよりはクッションが薄めな気がします。特に使って気になることはなかったので好みですね。
最後にバッテリー問題ですが、最大で20時間と少し短めな気がしました。ゲームや音楽、映画鑑賞しながら1日8時間使ってみましたが、二日に一回充電しないと不安になるくらいにはバッテリーが減ります。
全体的には16時間が最長だと思って使う方がバッテリー切れの心配はなくなると思います。
またバッテリーがなくなったときは有線で使うということができません。そもそも有線接続するための3.5mmジャックがついていないので、バッテリー切れには注意して使いましょう!
まとめ
全体的には完成度が高いヘッドセットだったと思います。ただし個人的に3.5mmオーディオジャックがついていなかったのは残念でしたね。
ただしヘッドセットの音質という点ではとても素晴らしく、様々なイコライザー設定をすることでそのシーンに合った音質のヘッドセットへと姿を変えてくれます。
ワイヤレスでFPSでも有利になる定位感を求めるのであればとてもおすすめのできるヘッドセットだと思います。
2023年現在ではLogicool PRO Xに続く後継機「Logicool PRO X2」も発売されています。
価格は割と高めですが、全体的なクオリティが高いのでこれから購入を考えている方は、こちらも大きな選択肢になるのではないかなと思います。
ちなみにLogicool PRO X2もレビューするのでもう少しお待ちください!
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